RENESASのSDKでのGUI設計において、emWinが推奨として紹介されていたので少々確認する。
emWinとEmbedded Wizardは、どちらも組み込みシステム向けのGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ライブラリですが、異なる特徴と歴史を持つ別々の製品である。
どちらもNXP、STMicro、RENESASのMPUのSDKのサンプルprojectとしてサポートされている。ライセンス条件の違いやGUIアプリケーションの開発手法や開発言語の違いがありそれぞれ独自独特である。GUIの品質やタッチパネル動作の柔軟性の点でEmbedded Wizardの方がアトラクティブに感じる。
一般的な簡単な紹介記事としては、以下のように記載されている。
① emWinは、SEGGER社が開発した老舗の組み込み向けGUIライブラリで、20年以上の歴史があります。その成熟したソフトウェアアーキテクチャと豊富な機能により、多くの組み込みシステムで採用されています。
② Embedded Wizardは、ドイツのTARA Systems社が開発した組み込み向けGUI開発ツールで、華麗で流れるようなインターフェースと強力なGUIビルダーが特徴です。独自のChoraプログラミング言語を使用しており、GUIの開発を容易にします。