今から11年後の2036年のイベントとなりますが、リマインドしておきます。
ネットワークから時刻情報を取得するプロトコルのNTP(Network Time Protocol)のタイムスタンプ形式は32ビット符号なし整数を使用しています。
NTPのタイムスタンプが1900年1月1日 00:00:00 UTC を基準としているので、2036年2月7日 06:28:15 UTC に32ビット符号なし整数はオーバフローが発生してしまい、1900年1月1日に戻ってしまいます。
11年後のイベントですが、官公庁や地方自治体など公共事業に使われるシステムや機器は10年以上継続して使用されるケースが多いので、この対応を取っておく必要があります。
過去に設計した装置においては、2036年問題に関わる対策を実施しているものと対策ができていないものがあり、そろそろ対策の方針を決める時期かもしれません。