設計実績としてリアルタイムOSを搭載したCPUボードを完成させましたが、簡単に紹介しておきます。
このプロジェクトで使ったMPUはNXP社のLPC54628です。NXP社の比較的新しいMPUで、長期供給寿命プログラム下の製品であり、かつコストメリットが大変大きいことから採用しました。
LPC54628は内部にNANDメモリ、SRAMメモリ、EEPROMメモリ、LANコントローラ、RTC時刻素子、クロック素子、LCDドライバ等を内臓しており、MPUのみで様々な機能を実現でき、機能的に大変メリットのあるMPUでした。
このプロジェクトのボードでは、外部にDRAMメモリとシリアルNANDメモリを実装してさらに拡張性を向上させました。
このボードの構成IC部品であるMPU、DRAM、NAND、PHYを写真で確認できます。これだけの部品でTCP-IP通信機能をはじめかなりの機能を実現でき、コストパフォーマンスに大変優れていることに設計者としても感嘆している次第です。