EmbeddedWizardのV15のリリース案内が来たのでinstallしてトライする。V15はAIコンソール対応をしていることも特徴のひとつであり、RasPi5への対応状況も確認するつもりである。AIコンソールを利用するためにはAnthropicへ登録してAPIkeyを入手する必要がある。RasPiターゲットのmake環境についてはARM32bit対応となっておりARM64bitへの対応はされていない。現時点でARM64bitOSにて様々な設計を継続していること、そして時代の流れからEmbeddedWizardにおいて近い将来に64bit対応がされると想定されることからその時点でEmbeddedWizard on RasPi5を深堀することにする。linuxベースの高速MPUセットのRasPi5においてはPythonのtkinterを使ってGUIの実現が充分できているので、RTOSベースの組込み機器ターゲットで得られるEmbeddedWizardのリアルタイム性メリットは、RasPi5でのPython利用で充分得られていると感じてはいる。キーポイントとしてはGUIコンテンツの実現レベルとしての優位性がどちらにあるかという観点から今後深堀していくことになる。また、要求されるアプリケーションコンテンツのPythonプログラムはVSCodeでCopilotのAIagentにて簡単にコーディングできる。EmbeddedWizardではWYSIWYGにてGUIオブジェクトのハンドリングでノーコードスタイルをベースにしているが、Cコード側との相互のデータの受け渡しなどの細かい制御で独特なChora言語が必要となる。EmbeddedWizardのAIコンソールでどのレベルまで自由な対応できるかがEmbeddedWizard利用のキーともなるように思われるが、AIコンソールを利用するためにはAnthropicでのClaudeSonnet4.0等利用のトークン課金が発生するので、利用への踏切りには足が向かないのも事実である。
