Armadillo Base OS(ABOS)は、アットマークテクノが提供するIoT機器向けのLinuxベースのコンテナアーキテクチャOSであり、JC-STAR(セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度)の★1(レベル1)に適合しやすい構造を持っている。
コンテナ型アーキテクチャによるアプリケーションの分離と保護
ABOSは、アプリケーションをコンテナ単位でOSから分離することで、システム全体のセキュリティを強化している。このサンドボックス化により、悪意のあるソフトウェアからの攻撃に対するデバイス全体の保護が可能となっている。
ストレージの暗号化
ABOSは、ストレージの暗号化に対応しており、保存されるデータを保護します。これにより、万が一デバイスが盗難や不正アクセスの対象となった場合でも、保存された情報の漏洩リスクを低減できます。
セキュアブート(High Assurance Boot, HAB)
ABOSは、セキュアブート機能をサポートしており、ブートローダーの暗号化や検証を行うことで、改ざんされたソフトウェアの起動を防ぎます。これにより、起動時のセキュリティが強化されている。
アップデートの安全性とロールバック機能
ABOSは、ソフトウェアアップデート時の安全性を確保するため、OSとコンテナを二面化しており、アップデート失敗時には元の状態にロールバックすることができ、システムの安定性とセキュリティが維持される。